漢詩 二月十六日
石川県羽咋市の永光寺は曹洞宗にとりましては大変重要な位置を占めるお寺です。ご本山の福井の永平寺を開かれた道元禅師から四代目の瑩山禅師(けいざんぜんじ)が永光寺を開かれ その後大本山總持寺を開かれ曹洞宗が全国に広まることとなります。永光寺は特に瑩山禅師 瑩山禅師の前 徹通禅師 その前孤雲禅師その前道元禅師 その前如浄禅師の関係の品が納められています。それを五老峰といい それは中国から日本へお釈迦様の教えがどのように伝わったかを明確にされたことでした。
当時の禅宗には臨済宗の各派や日本達磨宗や天台 真言にも禅があるという状態でした。瑩山禅師は道元禅師は如浄禅師から正伝の仏法を受け継がれ道元禅師から孤雲禅師へ徹通禅師へ そして自分(瑩山禅師)に
伝わった一本の道であることを明確に示された訳であります。