漢詩 十一月二十四日 外は雪

漢詩  十一月二十四日 外は雪


曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純
              

曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純
              
 
【十一月二十四日】 
 外 は 雪


 曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

 山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

 独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

 まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純
              

漢詩 十一月二十一日 人生の晩秋

漢詩 十一月二十一日 人生の晩秋


風に随って碧樹すでに凋枯し
随風碧樹已凋枯

野地の疎林 紅 数株
野地疎林紅数株

秋さびて人間の往事を思うに
秋老人間思往事

清流の不断なるを知って残躯を養しなわん。
清流不断養残躯
              

風に随って碧樹すでに凋枯し
随風碧樹已凋枯

野地の疎林 紅 数株
野地疎林紅数株

秋さびて人間の往事を思うに
秋老人間思往事

清流の不断なるを知って残躯を養しなわん。
清流不断養残躯
              
 
【十一月二十一日】 
 人 生 の 晩 秋


 風に随って碧樹すでに凋枯し
随風碧樹已凋枯

 野地の疎林 紅 数株
野地疎林紅数株

 秋さびて人間の往事を思うに
秋老人間思往事

 清流の不断なるを知って残躯を養しなわん。
清流不断養残躯
              

漢詩 十一月十九日 薬師堂

漢詩 十一月十日 薬師堂


みち渓辺を上り小丘を辿る
途上渓辺辿小丘

林間 落葉して已に三秋
林間落葉已三秋

医王を御堂裡に参詣し
医王参詣御堂裡

眞言を諷誦して百憂を離れん。
諷誦眞言離百憂
              

みち渓辺を上り小丘を辿る
途上渓辺辿小丘

林間 落葉して已に三秋
林間落葉已三秋

医王を御堂裡に参詣し
医王参詣御堂裡

眞言を諷誦して百憂を離れん。
諷誦眞言離百憂
              
 
【十一月十日】 
 薬 師 堂


 みち渓辺を上り小丘を辿る
途上渓辺辿小丘

 林間 落葉して已に三秋
林間落葉已三秋

 医王を御堂裡に参詣し
医王参詣御堂裡

 眞言を諷誦して百憂を離れん。
諷誦眞言離百憂
              

漢詩 十一月十六日 村でお爺さんが亡くなられ哀悼

漢詩 十一月六日 村でお爺さんが亡くなられ哀悼


艱難の苦しみを滅す和夫の翁(和夫は名前)
艱難苦滅和夫翁

余齢に遊戯して意気 雄たり
遊戯余齢意気雄

一夜の訃音 影かくし去るも
一夜訃音藏影去

増さず減らず雪風の中。
不増不減雪風中
              

艱難の苦しみを滅す和夫の翁(和夫は名前)
艱難苦滅和夫翁

余齢に遊戯して意気 雄たり
遊戯余齢意気雄

一夜の訃音 影かくし去るも
一夜訃音藏影去

増さず減らず雪風の中。
不増不減雪風中
              
 
【十一月十六日】 
 村でお爺さんが亡くなられ哀悼


 艱難の苦しみを滅す和夫の翁(和夫は名前)
艱難苦滅和夫翁

 余齢に遊戯して意気 雄たり
遊戯余齢意気雄

 一夜の訃音 影かくし去るも
一夜訃音藏影去

 増さず減らず雪風の中。
不増不減雪風中
              

漢詩 十一月十四日 冬囲い

漢詩 十一月十四日 冬囲い


晩秋の時雨 雲天に対し
晩秋時雨対雲天

庭境の残紅 数点あざやかなり
庭境残紅数点鮮

おもう可し到来の寒気の下
可憶到来寒気下

あい心事を諮り窓前に談(はなす)。
相諮心事談窓前
              

晩秋の時雨 雲天に対し
晩秋時雨対雲天

庭境の残紅 数点あざやかなり
庭境残紅数点鮮

おもう可し到来の寒気の下
可憶到来寒気下

あい心事を諮り窓前に談(はなす)。
相諮心事談窓前
              
 
【十一月十四日】 
 冬 囲 い


 晩秋の時雨 雲天に対し
晩秋時雨対雲天

 庭境の残紅 数点あざやかなり
庭境残紅数点鮮

 おもう可し到来の寒気の下
可憶到来寒気下

 あい心事を諮り窓前に談(はなす)。
相諮心事談窓前
              

漢詩 十一月十三日 大栄寺羅漢講式

漢詩 十一月十三日 大栄寺羅漢講式


秋の清涼 満ちて世塵を洗う
秋満清涼洗世塵

大栄 この日 一千六百の阿羅漢 応供の辰(しん)
大栄今日応供辰


一千六百阿羅漢

講式を厳修するところ妙身を現したもう。
講式厳修現妙身
              

秋の清涼 満ちて世塵を洗う
秋満清涼洗世塵

大栄 この日 一千六百の阿羅漢 応供の辰(しん)
大栄今日応供辰


一千六百阿羅漢

講式を厳修するところ妙身を現したもう。
講式厳修現妙身
              
 
【十一月十三日】 
 大栄寺 羅漢講式


 秋の清涼 満ちて世塵を洗う
秋満清涼洗世塵

 大栄 この日 一千六百の阿羅漢 応供の辰(しん)
大栄今日応供辰


一千六百阿羅漢

 講式を厳修するところ妙身を現したもう。
講式厳修現妙身
              

漢詩 十一月三日  胎内市 広厳寺の神田孝純師と小野加寿代様のご結婚のお祝い

漢詩 十一月三日 胎内市 広厳寺の神田孝純師と小野加寿代様のご結婚のお祝い


孝純と加寿代いよいよ濃やかに
孝純加寿代弥濃

茲に勝縁熟す祥瑞の風
茲熟勝縁祥瑞風

慶こびに堪えん共に偕老の契ぎりを同じゅうにするを
堪慶共同偕老契

龍飛び鳳舞う広厳の中。
龍飛鳳舞広厳中
              

孝純と加寿代いよいよ濃やかに
孝純加寿代弥濃

茲に勝縁熟す祥瑞の風
茲熟勝縁祥瑞風

慶こびに堪えん共に偕老の契ぎりを同じゅうにするを
堪慶共同偕老契

龍飛び鳳舞う広厳の中。
龍飛鳳舞広厳中
              
 
【十一月三日】 
 胎内市 広厳寺の
 神田孝純師と小野加寿代様のご結婚のお祝い


 孝純と加寿代いよいよ濃やかに
孝純加寿代弥濃

 茲に勝縁熟す祥瑞の風
茲熟勝縁祥瑞風

 慶こびに堪えん共に偕老の契ぎりを同じゅうにするを
堪慶共同偕老契

 龍飛び鳳舞う広厳の中。
龍飛鳳舞広厳中
              

漢詩 十月二十六日 我が家の新しい命の誕生

漢詩 十月二十六日 我が家の新しい命の誕生


珠玉 花顔の少女児
珠玉花顔少女児

好風 十月いよいよ禧(さいわい)を増す
好風十月愈増禧

家庭またこれ柔和の力
家庭又是柔和力

一子の誕生 笑眉を開く。
一子誕生開笑眉
              

珠玉 花顔の少女児
珠玉花顔少女児

好風 十月いよいよ禧(さいわい)を増す
好風十月愈増禧

家庭またこれ柔和の力
家庭又是柔和力

一子の誕生 笑眉を開く。
一子誕生開笑眉
              
 
【十月二十六日】 
 我が家の新しい命の誕生


 珠玉 花顔の少女児
珠玉花顔少女児

 好風 十月いよいよ禧(さいわい)を増す
好風十月愈増禧

 家庭またこれ柔和の力
家庭又是柔和力

 一子の誕生 笑眉を開く。
一子誕生開笑眉
              

漢詩 十月二十三日  大雄山最乗寺詩偈集上梓を賀す

漢詩 十月二十三日 大雄山最乗寺詩偈集上梓を賀す


師翁 示寂せられてより歳華めぐり
師翁示寂歳華旋

嗣子 今般 遺稿まとめらる
嗣子今般遺稿纏

秋淨く 老杉 巒気冷やかに
秋浄老杉巒気冷

相承の端的 大雄の禅
相承端的大雄禅
              

師翁 示寂せられてより歳華めぐり
師翁示寂歳華旋

嗣子 今般 遺稿まとめらる
嗣子今般遺稿纏

秋淨く 老杉 巒気冷やかに
秋浄老杉巒気冷

相承の端的 大雄の禅
相承端的大雄禅
              
 
【十月二十三日】 
 大雄山最乗寺詩偈集上梓を賀す


 師翁 示寂せられてより歳華めぐり
師翁示寂歳華旋

 嗣子 今般 遺稿まとめらる
嗣子今般遺稿纏

 秋淨く 老杉 巒気冷やかに
秋浄老杉巒気冷

 相承の端的 大雄の禅
相承端的大雄禅
              

漢詩 十月二十二日  檀信徒先祖供養

漢詩 十月二十二日 檀信徒先祖供養


爽涼の秋気 林間に満ち
爽涼秋気満林間

多少の楼台 大葉山
多少楼台大葉山

この日 厳修する追弔会
此日厳修追弔会

檀徒 信者 座して清閑。
檀徒信者座清閑
              

爽涼の秋気 林間に満ち
爽涼秋気満林間

多少の楼台 大葉山
多少楼台大葉山

この日 厳修する追弔会
此日厳修追弔会

檀徒 信者 座して清閑。
檀徒信者座清閑
              
 
【十月二十二日】 
 檀信徒先祖供養


 爽涼の秋気 林間に満ち
爽涼秋気満林間

 多少の楼台 大葉山
多少楼台大葉山

 この日 厳修する追弔会
此日厳修追弔会

 檀徒 信者 座して清閑。
檀徒信者座清閑