漢詩日和

私、覚隆が
季節おりおり、日々おりおりに
思いましたことを漢詩日和で綴らさせて頂きます。


 しょうがい ろくじゅうの しゅじょうえん
生 涯 六 十 衆 生 縁  ○   ○   ・   ・   ○   ○   ◉

 ふさいじ のてい ぶじのぜん
普 済 寺 庭 無 事 禅  ・   ・   ・   ○   ○   ・   ◉

 みたびの はるめぐりて ほっかいにあまねく
三 度 春 巡 遍 法 界  ○   ・   ○   ○   ○   ・   ・
                     二   一
 こうばい てきれきとして どうぜんにさく
紅 梅 的 歴 咲 堂 前  ○   ○   ・   ・   ・   ○   ◉
                      二   一

漢詩 一月二十六日 寒波襲来

漢詩 一月二十六日 寒波襲来


越後の長空 一望はるかに
越後長空一望遐

冷雲 莫々 横斜に満ちる
冷雲莫莫満横斜

未だ梅信の来らず尺堆の雪
未来梅信尺堆雪

寒波に客の尋ぬるあって静かに茶を点(たてる。)
尋客寒波静点茶
              

越後の長空 一望はるかに
越後長空一望遐

冷雲 莫々 横斜に満ちる
冷雲莫莫満横斜

未だ梅信の来らず尺堆の雪
未来梅信尺堆雪

寒波に客の尋ぬるあって静かに茶を点(たてる。)
尋客寒波静点茶
              
 
【一月二十六日】 
 寒 波 襲 来

 越後の長空 一望はるかに
越後長空一望遐

 冷雲 莫々 横斜に満ちる
冷雲莫莫満横斜

 未だ梅信の来らず尺堆の雪
未来梅信尺堆雪

 寒波に客の尋ぬるあって静かに茶を点(たてる。)
尋客寒波静点茶
              

漢詩 一月二十五日 暴風雪

漢詩 一月二十五日 暴風雪


鳴囀 飛来の野禽なく(鳴いたり囀ずる小鳥も無く)
鳴囀飛来無野禽

横斜 風雪 疎林を捲く(地吹雪が吹き荒れている)
横斜風雪捲疎林

大寒 五日 梵宇を関(とざし)(大寒の最中お寺も閉ざし)
大寒五日関梵宇

只 瀧泉 白玉の音を看(みる。)(静かに瀧の音を聞いている)
只看瀧泉白玉音
              

鳴囀 飛来の野禽なく(鳴いたり囀ずる小鳥も無く)
鳴囀飛来無野禽

横斜 風雪 疎林を捲く(地吹雪が吹き荒れている)
横斜風雪捲疎林

大寒 五日 梵宇を関(とざし)(大寒の最中お寺も閉ざし)
大寒五日関梵宇

只 瀧泉 白玉の音を看(みる。)(静かに瀧の音を聞いている)
只看瀧泉白玉音
              
 
【一月二十五日】 
 暴 風 雪


 鳴囀 飛来の野禽なく(鳴いたり囀ずる小鳥も無く)
鳴囀飛来無野禽

 横斜 風雪 疎林を捲く(地吹雪が吹き荒れている)
横斜風雪捲疎林

 大寒 五日 梵宇を関(とざし)(大寒の最中お寺も閉ざし)
大寒五日関梵宇

 只 瀧泉 白玉の音を看(みる。)(静かに瀧の音を聞いている)
只看瀧泉白玉音
              

漢詩 一月二十四日 敬悼駿州岡部十輪寺柴田芳憲老師御遷化

漢詩 一月二十四日 敬悼駿州岡部十輪寺柴田芳憲老師御遷化


黙照の禅風 道義したしく
黙照禅風道義親

後顧を憂愁する赤心の身
憂愁後顧赤心身

四維 上下 三世に棹さし
四維上下棹三世

諸師に乗勢して転(うたた)新しきに眺(いどまれる。)。
乗勢緒師転眺新
              


駿州 岡部 早春の天
駿州岡部早春天

庭境 囲遶する白木蓮
庭境囲遶白木蓮

芳憲 老僧の妙徳を伝え
芳憲老僧傳妙徳

村歌 社韻 十輪の辺。
村歌社韻十輪辺
              

(白木蓮の木を五百本 境内へ植えられました。)


黙照の禅風 道義したしく
黙照禅風道義親

後顧を憂愁する赤心の身
憂愁後顧赤心身

四維 上下 三世に棹さし
四維上下棹三世

諸師に乗勢して転(うたた)新しきに眺(いどまれる。)。
乗勢緒師転眺新
              


駿州 岡部 早春の天
駿州岡部早春天

庭境 囲遶する白木蓮
庭境囲遶白木蓮

芳憲 老僧の妙徳を伝え
芳憲老僧傳妙徳

村歌 社韻 十輪の辺。
村歌社韻十輪辺
              

(白木蓮の木を五百本 境内へ植えられました。)

 
【一月二十四日】 
 敬悼 駿州岡部十輪寺
 柴田芳憲老師 御遷化


 黙照の禅風 道義したしく
黙照禅風道義親

 後顧を憂愁する赤心の身
憂愁後顧赤心身

 四維 上下 三世に棹さし
四維上下棹三世

 諸師に乗勢して転(うたた)新しきに眺(いどまれる。)。
乗勢緒師転眺新
              


 駿州 岡部 早春の天
駿州岡部早春天

 庭境 囲遶する白木蓮
庭境囲遶白木蓮

 芳憲 老僧の妙徳を伝え
芳憲老僧傳妙徳

 村歌 社韻 十輪の辺。
村歌社韻十輪辺
              

(白木蓮の木を五百本 境内へ植えられました。)

漢詩 一月十七日 阪神淡路大震災から23年

漢詩 一月十七日 阪神淡路大震災から23年


阪神 淡路 海西南
阪神淡路海西南

離苦 鎮魂 担うに力なし
離苦鎮魂無力担

一片の香を焚いて端坐の処
一片焚香端坐処

憶いは還える災禍 二十三。
憶還災禍二旬三
              

阪神 淡路 海西南
阪神淡路海西南

離苦 鎮魂 担うに力なし
離苦鎮魂無力担

一片の香を焚いて端坐の処
一片焚香端坐処

憶いは還える災禍 二十三。
憶還災禍二旬三
              
 
【一月十七日】 
 阪神淡路大震災から二十三年


 阪神 淡路 海西南
阪神淡路海西南

 離苦 鎮魂 担うに力なし
離苦鎮魂無力担

 一片の香を焚いて端坐の処
一片焚香端坐処

 憶いは還える災禍 二十三。
憶還災禍二旬三
              

漢詩 一月十七日 九十二才の村のお婆さんが亡くなれたので哀悼

漢詩 一月十七日 身心 九十二才の村のお婆さんが亡くなれたので哀悼


身心 清浄にして良縁を結び
身心清浄結良縁

九十二才の長寿 全うす
九十二才長壽全

浮雲 来去の相を識得するところ
識得浮雲来去相

一条の光路 黄泉に入る。
一条光路入黄泉
              

身心 清浄にして良縁を結び
身心清浄結良縁

九十二才の長寿 全うす
九十二才長壽全

浮雲 来去の相を識得するところ
識得浮雲来去相

一条の光路 黄泉に入る。
一条光路入黄泉
              
 
【一月十七日】 
 身 心 
 九十二才の村のお婆さんが亡くなれたので哀悼

 身心 清浄にして良縁を結び
身心清浄結良縁

 九十二才の長寿 全うす
九十二才長壽全

 浮雲 来去の相を識得するところ
識得浮雲来去相

 一条の光路 黄泉に入る。
一条光路入黄泉
              

漢詩 一月十六日 村の方が亡くなられたので哀悼

漢詩 一月十六日 村の方が亡くなられたので哀悼


早梅 蕾かたく未だ開かざる辰(とき)
早梅蕾固未開辰

七十九齢の一身を藏(かくす)
七十九齢藏一身

雪苦 霜辛 世上を凌ぎ
雪苦霜辛凌世上

生涯の行業 浄くして塵なし。
生涯行業浄無塵
              

早梅 蕾かたく未だ開かざる辰(とき)
早梅蕾固未開辰

七十九齢の一身を藏(かくす)
七十九齢藏一身

雪苦 霜辛 世上を凌ぎ
雪苦霜辛凌世上

生涯の行業 浄くして塵なし。
生涯行業浄無塵
              
 
【一月十六日】 
 村の方が亡くなられたので哀悼


 早梅 蕾かたく未だ開かざる辰(とき)
早梅蕾固未開辰

 七十九齢の一身を藏(かくす)
七十九齢藏一身

 雪苦 霜辛 世上を凌ぎ
雪苦霜辛凌世上

 生涯の行業 浄くして塵なし。
生涯行業浄無塵
              

漢詩 一月十二日 ホワイトアウトの吹雪終了

漢詩 一月十二日 ホワイトアウトの吹雪終了


庭境の雪塵 野煙の如く
庭境雪塵如野煙

寒波 鳴動して籬辺(まがき)を鎖(とざす)
寒波鳴動鎖籬辺

林窓に独り風の下るを聴くに托し
林窓独托聴風下

只 山房に坐る黙照の禅。
只坐山房黙照禅
              

庭境の雪塵 野煙の如く
庭境雪塵如野煙

寒波 鳴動して籬辺(まがき)を鎖(とざす)
寒波鳴動鎖籬辺

林窓に独り風の下るを聴くに托し
林窓独托聴風下

只 山房に坐る黙照の禅。
只坐山房黙照禅
              
 
【一月十二日】 
 ホワイトアウトの吹雪終了


 庭境の雪塵 野煙の如く
庭境雪塵如野煙

 寒波 鳴動して籬辺(まがき)を鎖(とざす)
寒波鳴動鎖籬辺

 林窓に独り風の下るを聴くに托し
林窓独托聴風下

 只 山房に坐る黙照の禅。
只坐山房黙照禅
              

漢詩 一月二日 70才の方が急病で亡くなられたので哀悼

漢詩 一月二日 70才の方が急病で亡くなられたので哀悼


雪裡の紅梅 未だ花ひらかず
雪裡紅梅未発花

寒風 吹断し山河に激し
寒風吹断激山河

元正 二日 黄泉の下
元正二日黄泉下

七十の生涯 病痾 急なり。
七十生涯急病痾
              

雪裡の紅梅 未だ花ひらかず
雪裡紅梅未発花

寒風 吹断し山河に激し
寒風吹断激山河

元正 二日 黄泉の下
元正二日黄泉下

七十の生涯 病痾 急なり。
七十生涯急病痾
              
 
【一月二日】 
 七十才の方が急病で亡くなられたので哀悼


 雪裡の紅梅 未だ花ひらかず
雪裡紅梅未発花

 寒風 吹断し山河に激し
寒風吹断激山河

 元正 二日 黄泉の下
元正二日黄泉下

 七十の生涯 病痾 急なり。
七十生涯急病痾
              

漢詩 一月二日 遺偈

漢詩 一月二日 遺偈


七十二に載(みち)るまで
七十二載

春秋を且起(しゃっき 忙しく)してきたが
且起春秋

纜が解き放たれて自在になったからには
解纜自在

辺際の無い化遊の旅に出よう
無辺化遊
              

七十二に載(みち)るまで
七十二載

春秋を且起(しゃっき 忙しく)してきたが
且起春秋

纜が解き放たれて自在になったからには
解纜自在

辺際の無い化遊の旅に出よう
無辺化遊
              
 
【一月二日】 
 遺 偈


 七十二に載(みち)るまで
七十二載

 春秋を且起(しゃっき 忙しく)してきたが
且起春秋

 纜が解き放たれて自在になったからには
解纜自在

 辺際の無い化遊の旅に出よう
無辺化遊