漢詩 十二月二十三日 寒(冬)ボタン

漢詩 十二月二十三日 寒(冬)ボタン


雪庭の悄坐(しょうざ ひっそり)うたた無端(はしなく)
雪庭悄坐転無端

時に是れ薄紅の冬牡丹
時是薄紅冬牡丹

歳晩に明りを点ずるは まさに意あるべし
歳晩点明応有意

一陽来復の春のゆるかりしを待たんことを。
一陽来復待春寛
              

雪庭の悄坐(しょうざ ひっそり)うたた無端(はしなく)
雪庭悄坐転無端

時に是れ薄紅の冬牡丹
時是薄紅冬牡丹

歳晩に明りを点ずるは まさに意あるべし
歳晩点明応有意

一陽来復の春のゆるかりしを待たんことを。
一陽来復待春寛
              
 
【十二月二十三日】 
 寒(冬)ボタン


 雪庭の悄坐(しょうざ ひっそり)うたた無端(はしなく)
雪庭悄坐転無端

 時に是れ薄紅の冬牡丹
時是薄紅冬牡丹

 歳晩に明りを点ずるは まさに意あるべし
歳晩点明応有意

 一陽来復の春のゆるかりしを待たんことを。
一陽来復待春寛
              

漢詩 十二月二十一日 雪の大地に帰って行かれた96才のお婆さんに哀悼 

漢詩 十二月二十一日 雪の大地に帰って行かれた96才のお婆さんに哀悼


皚〃たる極月 郷に帰る事を得る
皚皚極月得帰郷

百寿の高齢に四霜すくなし (九十六才のこと)
百寿高齢減四霜

一夜 心身 あい変じて去り
一夜心身相変去

村園 山野 冷雲は長し。
村園山野冷雲長
              

皚〃たる極月 郷に帰る事を得る
皚皚極月得帰郷

百寿の高齢に四霜すくなし (九十六才のこと)
百寿高齢減四霜

一夜 心身 あい変じて去り
一夜心身相変去

村園 山野 冷雲は長し。
村園山野冷雲長
              
 
【十二月二十一日】 
 雪の大地に帰って行かれた
 九十六才のお婆さんに哀悼


 皚〃たる極月 郷に帰る事を得る
皚皚極月得帰郷

 百寿の高齢に四霜すくなし (九十六才のこと)
百寿高齢減四霜

 一夜 心身 あい変じて去り
一夜心身相変去

 村園 山野 冷雲は長し。
村園山野冷雲長
              

漢詩 十二月二十日 賀 元輝宗師御成婚

漢詩 十二月二十日 賀 元輝宗師御成婚


師翁の遷化 いかんともし難く (遷化は禅僧が亡くなること)
師翁遷化奈何難

多く 因縁の思い是れ万端なり
多是因縁思万端

涙を揮う長林 華燭の典 (長林はお寺の名前)
揮涙長林華燭典

敬三和尚 共に相 歓(かん)たり。(敬三は亡くなった友の名前)
敬三和尚共相歓
              

師翁の遷化 いかんともし難く (遷化は禅僧が亡くなること)
師翁遷化奈何難

多く 因縁の思い是れ万端なり
多是因縁思万端

涙を揮う長林 華燭の典 (長林はお寺の名前)
揮涙長林華燭典

敬三和尚 共に相 歓(かん)たり。(敬三は亡くなった友の名前)
敬三和尚共相歓
              
 
【十二月二十日】 
 賀 元輝宗師 御成婚


 師翁の遷化 いかんともし難く (遷化は禅僧が亡くなること)
師翁遷化奈何難

 多く 因縁の思い是れ万端なり
多是因縁思万端

 涙を揮う長林 華燭の典 (長林はお寺の名前)
揮涙長林華燭典

 敬三和尚 共に相 歓(かん)たり。(敬三は亡くなった友の名前)
敬三和尚共相歓
              

漢詩 十二月十九日 歳晩書懐

漢詩 十二月十九日 歳晩書懐


臘月の寒威 雪を得て加わり (臘月は12月)
臘月寒威得雪加

庭柯の玉樹 花の開くに似たり (庭柯は庭の木)
庭柯玉樹似開花

山房の穏座 人の訪ぬる無く (山房は山寺)
山房穏座無人訪

丁酉(ひのととり)の年窮わまり静かに茶を点づ。
丁酉年窮点静茶
              

臘月の寒威 雪を得て加わり (臘月は12月)
臘月寒威得雪加

庭柯の玉樹 花の開くに似たり (庭柯は庭の木)
庭柯玉樹似開花

山房の穏座 人の訪ぬる無く (山房は山寺)
山房穏座無人訪

丁酉(ひのととり)の年窮わまり静かに茶を点づ。
丁酉年窮点静茶
              
 
【十二月十九日】 
 歳 晩 書 懐


 臘月の寒威 雪を得て加わり (臘月は十二月)
臘月寒威得雪加

 庭柯の玉樹 花の開くに似たり (庭柯は庭の木)
庭柯玉樹似開花

 山房の穏座 人の訪ぬる無く (山房は山寺)
山房穏座無人訪

 丁酉(ひのととり)の年窮わまり静かに茶を点づ。
丁酉年窮点静茶
              

漢詩 十二月十八日 新雪

漢詩 十二月十八日 新雪


境庭の枝葉 六花ひらく
境庭枝葉六花開

歳晩の無聊に遊意もよおし
歳晩無聊遊意催

いたずらに林間の古道によって歩けば
徒歩林間從古道

前途の処処 雪 堆(たい)をなす。(堆はうずたかい)
前途処処雪成堆
              

境庭の枝葉 六花ひらく
境庭枝葉六花開

歳晩の無聊に遊意もよおし
歳晩無聊遊意催

いたずらに林間の古道によって歩けば
徒歩林間從古道

前途の処処 雪 堆(たい)をなす。(堆はうずたかい)
前途処処雪成堆
              
 
【十二月十八日】 
 新 雪


 境庭の枝葉 六花ひらく
境庭枝葉六花開

 歳晩の無聊に遊意もよおし
歳晩無聊遊意催

 いたずらに林間の古道によって歩けば
徒歩林間從古道

 前途の処処 雪 堆(たい)をなす。(堆はうずたかい)
前途処処雪成堆
              

漢詩 十二月十四日 大葉山普済寺の来る年の多幸を願う

漢詩 十二月十四日 大葉山普済寺の来る年の多幸を願う


歳は廻る 戊戌(つちのえ いぬ)の佳辰を壽ぐ
歳廻戊戌壽佳辰

大葉の山は高く道もっとも親し
大葉山高道最親

乃祖 儼然として常に此に在(いませし)
乃祖儼然常在此

東君 漏泄(ろえい)する瑞祥の春。
東君漏泄瑞祥春
              

歳は廻る 戊戌(つちのえ いぬ)の佳辰を壽ぐ
歳廻戊戌壽佳辰

大葉の山は高く道もっとも親し
大葉山高道最親

乃祖 儼然として常に此に在(いませし)
乃祖儼然常在此

東君 漏泄(ろえい)する瑞祥の春。
東君漏泄瑞祥春
              
 
【十二月十四日】 
 大葉山普済寺の来る年の多幸を願う


 歳は廻る 戊戌(つちのえ いぬ)の佳辰を壽ぐ
歳廻戊戌壽佳辰

 大葉の山は高く道もっとも親し
大葉山高道最親

 乃祖 儼然として常に此に在(いませし)
乃祖儼然常在此

 東君 漏泄(ろえい)する瑞祥の春。
東君漏泄瑞祥春
              

漢詩 十二月一日 「この坐より摂心」

漢詩 十二月一日 「この坐より摂心」


摂心の端坐 僧堂に漲り
摂心端坐漲僧堂

臘月 初旬八日に當る
臘月初旬八日當

水弟 雲兄 主客なし
水弟雲兄無主客

誰れか看ん黙照の好風光。
誰看黙照好風光
              

摂心の端坐 僧堂に漲り
摂心端坐漲僧堂

臘月 初旬八日に當る
臘月初旬八日當

水弟 雲兄 主客なし
水弟雲兄無主客

誰れか看ん黙照の好風光。
誰看黙照好風光
              
 
【十二月一日】 
 「この坐より摂心」


 摂心の端坐 僧堂に漲り
摂心端坐漲僧堂

 臘月 初旬八日に當る
臘月初旬八日當

 水弟 雲兄 主客なし
水弟雲兄無主客

誰れか看ん黙照の好風光。
誰看黙照好風光
              

漢詩 十一月二十九日 久しぶりの快晴

漢詩  十一月二十九日 久しぶりの快晴


冠雪の遠山 麗粧を誇り
冠雪遠山誇麗粧

冬 雨はれて清し紫雲の郷(さと)
冬清雨霽紫雲郷

荒天 連日 暫時おさまり
荒天連日暫時易

岸畔(がいはん)の青漣 夕陽に広し。
岸畔青漣広夕陽
              

冠雪の遠山 麗粧を誇り
冠雪遠山誇麗粧

冬 雨はれて清し紫雲の郷(さと)
冬清雨霽紫雲郷

荒天 連日 暫時おさまり
荒天連日暫時易

岸畔(がいはん)の青漣 夕陽に広し。
岸畔青漣広夕陽
              
 
【十一月二十九日】 
 久しぶりの快晴


 冠雪の遠山 麗粧を誇り
冠雪遠山誇麗粧

 冬 雨はれて清し紫雲の郷(さと)
冬清雨霽紫雲郷

 荒天 連日 暫時おさまり
荒天連日暫時易

 岸畔(がいはん)の青漣 夕陽に広し。
岸畔青漣広夕陽
              

漢詩 十一月二十四日 「百万遍念仏」

漢詩 十一月二十四日 「百万遍念仏」


念佛を称名するは 緇徒に領じ (緇徒は在家の人)
称名念佛領緇徒

百万遍回 数珠を繰る
百万遍回繰数珠

三世 十方 霜月のうち
三世十方霜月裏

鈴鉦と詠唱 南無に応ず。
鈴鉦詠唱応南無
              

念佛を称名するは 緇徒に領じ (緇徒は在家の人)
称名念佛領緇徒

百万遍回 数珠を繰る
百万遍回繰数珠

三世 十方 霜月のうち
三世十方霜月裏

鈴鉦と詠唱 南無に応ず。
鈴鉦詠唱応南無
              
 
【十一月二十四日】 
 「百 万 遍 念 仏」


 念佛を称名するは 緇徒に領じ (緇徒は在家の人)
称名念佛領緇徒

 百万遍回 数珠を繰る
百万遍回繰数珠

 三世 十方 霜月のうち
三世十方霜月裏

 鈴鉦と詠唱 南無に応ず。
鈴鉦詠唱応南無
              

漢詩 十一月二十四日 外は雪

漢詩  十一月二十四日 外は雪


曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純
              

曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純
              
 
【十一月二十四日】 
 外 は 雪


 曇下に鳴雷 雪しきりなり
鳴雷曇下雪頻頻

 山房に来訪の客人 絶え
来訪山房絶客人

 独り明窓に倚って虚しく外を見るも
独倚明窓虚見外

 まさに寒気また清純なる事を知る。
方知寒気又清純